マーケティング

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マーケティング2022.8.30

眼科とWEBマーケティング

本記事は眼科経営におけるWEBマーケティングの重要性や効果的な運用方法についてお伝えしています。

■眼科とWEBマーケティング

様々な診療科目を見るとWEBマーケティングの発展具合には差があることがわかります。

WEBマーケティングは若年層・現役世代と相性が良いと考えられてきたためか、小児科や耳鼻科など若いお母さんをターゲットとした診療科目ではHPは勿論、SNSマーケティングも積極的に行っている医院が少なくありませんが、眼科や整形外科ではまだまだWEBマーケティングを強化する余地が大きいクリニックがたくさんあるように見受けられます。

インターネットの浸透、スマートフォンの普及という二つの大きな波により一般消費者の行動様式が変化した結果、WEBマーケティングが新規患者数を左右することとなり、クリニック経営においてもWEBマーケティングが欠かせない状況となりました。

この状況は眼科も例外では無く、WEBマーケティングを適切に強化しているクリニックはWEB経由新患数が増加しており、増患に成功されています。

本記事を読みの先生は是非WEBマーケティングの強化に取り組んでいただければと思います。

■高齢者はWEBを使わないという幻想

最近でこそ「高齢者はWEBを使えないから眼科にホームページは必要無いでしょう」とおっしゃる先生は見かけなくなりましたが、それでもWEBマーケティングの効果を低く見てしまい、獲得できたであろう新規患者さんを逃している先生が少なくありません。

まずは高齢者とWEBの親和性が本当に低いのか確認していきましょう。

総務省 通信利用動向調査

こちらは総務省の通信同行調査の内、年代別のインターネット利用率をグラフにしたものです。こちらを見てわかる通り、60代の方で82.7%、70代の方でも59.6%の方がインターネットを利用されています。

流石に80歳以上の方になると利用率は25.6%まで低下しますが、眼科のメインターゲットである60~79歳の方の半数以上がインターネットを利用していることから眼科経営においてもWEBマーケティングの重要性を感じることができるでしょう。

■HP経由の新患数の実際

クライアント医院さんの新規患者の来院経路を見ていますとホームページを効果的に活用できている医院さんであれば口コミと同数かそれ以上の新規患者をWEB経由で獲得できています。

新規患者の来院経路はクリニックの立地にもよるので一概には言えませんが、住宅地立地のクリニックでも口コミとWEB経由新患数が同程度になることは珍しくありません。

例えば今、家族や知人の紹介経由で来院した新規患者が月50名であれば、WEB経由新患数も50名程度の来院が期待できる、ということです。

商業地やハブ駅付近のクリニックの場合、さらに多くのWEB経由の新規患者数が期待できます。

クライアント医院さんの中には開業10年以上で最寄りの駅から徒歩30分以上ある郊外の住宅地にありながらWEB経由だけで毎月50名程度の新規患者を獲得されている医院もあります。

開業からの年数や立地に関わらず新規患者の獲得に効果を発揮してくれますのでWEB経由の新患数を増加させたいとお考えの先生は一度自院の状況を見直していただくと良いでしょう。

■ホームページ経由の新患を増やすためには

ホームページ経由の新患を増やすポイントは

  • 閲覧数の増加
  • 来院率の向上

の2つです。

閲覧数の増加

どんなに良いホームページであっても見てもらえなければ効果が発揮できません。

ホームページ経由の新患数を増加させるためにはまずはホームページの閲覧数(=流入数)を増加させましょう。

閲覧数の増加については検索結果の順位を上昇させる(SEO対策)とリスティング広告の活用の2つの手法があります。

来院率の上昇

たくさんの方が閲覧してくれても来院動機を形成できなければ実際の来院には繋がりません。

ホームページを閲覧した方に「このクリニックで治療を受けたい」「受診しよう」と思っていただけるように来院動機を形成できる内容をしっかりと盛り込みましょう。

診療方針や、理念など自院の特徴を伝える内容は勿論、疾患別ページにおいては治療のこだわりや自院の特徴を掲載することで差別化が図れ、来院動機の形成に繋がります。

閲覧数の増加や来院率の上昇についてはこちらもご覧ください。

■最後に

今回は眼科とWEBマーケティングについてその重要性や実際の新規患者獲得数などをお伝えしました。

新規患者数はクリニックの将来性に直結していますのでWEB経由新患数が思ったように伸びていない先生は勿論、さらに増加させたいとお考えの先生も自院のWEBマーケティングを見直していただければと思います。

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